月曜日, 1月 30, 2006

スタンダード曲(28)

All The Things You Are

 ジャズメンが好きな曲。多くの名演奏があるが、ここでは、バーデン・パウエルのギターをお勧めしたい。ブラジルのというよりボサノバの代表的ミュージシャン。ちょっと聴いただけで、ある世界に連れて行ってくれます。そこは、のどかで、開放的で悩みのない世界。だが少しトリステ。

 サウダージ。

 言語って、はっきり意味と釣り合うような言葉(音声てきにも)がある。

 ダンケ(ドイツ語でのサンキュー)
 アミーゴ(友情にこんなしっくりとした言葉があるとは)
 ボンジョルノ! ジュテーム、とかね。
 ポルトガル語でのインポルタンテ(インポータントより大切感が強まる)
 もっと簡単な挨拶より、込み入った内容も話せたら、世界が広まりそう。

 繊細さとセンシビリティーって音も似ているよね。言葉の響きに対する意味づけとイメージ。壊れやすいものって、そんな音でしか表現できないのかも。バーデン・パウエルのギターの音色も、脆い(もろい)心のようです。

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