太宰 治の「新ハムレット」
中期の頃のこの作家は、ユーモアたっぷりで、遊び心も旺盛です。シェイクスピアのハムレットの原型を借りて(大きな器)パロディー化していきます。
特に息子が旅立つときに語る父の人生訓というか処世術には大笑いします。友情(学友)とは、とか、酒の酔い方とか、どうでも良いことに父親は、恩着せがましく語っていきます。青空文庫というネット上で、権利がきれた本を原文で紹介しているサイトがある。検索できます。
本物のハムレットにも良い映画がたくさんある。メル・ギブソンのや、ケネス・ブラナーやイーサン・ホーク(現代に置き換えて)のもあるね。古典になるだけの人間の核心に触れる物語なのでしょう。そして、その題材を使って、おちゃらけられるほど。
0 件のコメント:
コメントを投稿